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なぜ野球ボールの縫い目は108?|野球の豆知識
ご存知でした。野球ボールの縫い目の数は108。
なんでこの数なのでしょうか?
よく、除夜の鐘は108で煩悩の数。
という事を聞きますが、同じ意味なのか・・・さて真相はいかに?
ということで、ちょこっと調べてみました。
実は、アメリカで最初に作られた時は116個だったそうです。
明治の初期、アメリカから持ち帰ったボールを野球愛好家が、
新橋の靴屋さんに作ってもらった時「縫い目を116個」と注文した
のが根拠だとか。
大正2年、ミズノが大量生産を開始した時点では、112個だったそうです。
昭和23年にアメリカ製のボールの縫い目が108個になり、
ミズノでもこの年から108個に統一したそうです。
昭和38年に当時のプロ野球の内村祐之コミッショナーが、
「日本製ボールも108個で行く」と発表し、
各メーカーも統一することにしたのです。
108個より縫い目を増やせば糸アナと糸アナの間が狭くなり
皮が破れやすくなります。逆に縫い目を減らせば糸が切れやすくなります。
ボールを使っているうちに、持久力を考え、「これぐらいが適当では・・・」
と割り出したのが108個という数字で、
偶然にも煩悩と同じ数になったというのが真相のようです。