ちょい寝で睡眠時間確保【免疫と日常生活の知恵】


免疫の仕組みと働き、免疫力を高めて病気に勝つ工夫、免疫力を高める身近なコツ
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免疫力を高める知恵とコツ

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免疫は、私たちが生存する上で欠かせない身体を守る重要な働きです。
当サイトでは免疫の仕組みや働きについて、その全体像をわかりやすく解説しています。
免疫力を高めて病気に勝つちょっとした生活の工夫や知恵とコツなど、免疫情報満載!
   ちょい寝で睡眠時間確保

免疫力を高める手段のひとつに、睡眠は深く関わっています。
睡眠不足が続くと、免疫力が低下し、病気になりやすいことを私たちは経験的に知っています。また、十分な睡眠をとれば、低下した免疫力が向上し回復が早まることも経験しています。

昔から「風邪のひき始めには、睡眠をとるのが一番!」といわれてきましたが、このことは科学的にも裏づけられています。風邪のウイルスが体内に入ると、これを退治するために白血球が刺激され、インターロイキンという免疫活性物質ができます。この物質が脳に働きかけると、プロスタグランディン防という睡眠物質がふえ、自然に眠くなるとともに免疫力を高め、風邪を快方に向かわせるのです。

風邪に限らず、ある病院のデータでは、睡眠をたくさんとった入院患者ほど、病気の回復が早いという結果が出ており、睡眠が免疫力の向上に寄与することはまちがいないようです。

ただし、ここ20年ほどにおける、日本人の夜の睡眠時間の平均は約25分も短くなっているそうです。
まさに老いも若きも、慢性の睡眠不足を抱えてきているのです。

そんな時代に突入したといっていいでしょう。

そして、ほとんどの人がその寝不足を、昼間のちょい寝で補っているのです。通勤電車は居眠り族でいっぱいですし、会議や学校のデスクでも、うつらうつら・・・。昼休みの公園や喫茶店の片隅で、ひたすら仮眠・・・。なんてことも見かけますよね。

睡眠不足が何日も続けば当然身体の免疫力が低下しますから、健康維持のためにも、
こうしたちょい寝は、迷惑をかけない範囲内なら大いに励行したいものです。


【補足】
10〜20分の短い浅い眠りでも、精神の疲労は回復しますし、軽くすっきりし、次の仕事の効率を上げることができます。こまぎれの短い睡眠でもトータルで必要な睡眠時間に達すれば、免疫力にも大きく貢献してくれるようです。

  
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