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免疫は、私たちが生存する上で欠かせない身体を守る重要な働きです。
当サイトでは免疫の仕組みや働きについて、その全体像をわかりやすく解説しています。
免疫力を高めて病気に勝つちょっとした生活の工夫や知恵とコツなど、免疫情報満載!
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免疫力を高める栄養素 |
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ウイルスや細菌は、身体の外、つまり空気中に漂っていたり、食品の中に潜んだりしています。この時点ではまだ何の悪さもしません。まず、口や鼻、皮膚といった場所に取り付きます。それから体内へと入っていき、悪さを始めるのです。
しかし、身体はそれらに対応する力を持っています。口であれば唾液で菌を殺せるし、鼻であれば粘液、つまり鼻水と一緒に菌を流し出してしまう。皮膚であれば角質細胞の隙間に皮脂が詰まって異物の侵入を防いでくれる。
そして、口や鼻をスルーしてしまっても、強酸性の胃液が菌を殺してくれる。さらに、大腸まで菌が侵入してきても乳酸園のような善玉菌の働きによって腸内環境が整っていれば、それ以上に侵入することができずに、便とともに排世されてしまいます。
また、ここを通り抜けたとしても最後の砦、肝臓と牌臓が菌を見事に無毒化してくれるのです。
このように人間の身体は、入り込もうとする菌の侵入ルートを押さえ、守りを固めています。
ここで問題になるのが、粘液が上手く作用しなかったり、皮膚が弱かった場合、簡単に菌の侵入を許してしまうのです。
そこで、大切になってくるのが、外敵から身を守る積極的な食事法(粘膜強化食)です。
皮膚や粘膜を強化したり、腸内の環境を整えることで入ってくる菌を弾き飛ばせるような身体を作り上げることが重要なのです。
また、免疫の本体でもある白血球自体の力を高めるような食事(血液強化食)も重要になってきます。
いくつもの守りをかいくぐり、まんまと血中に流れ込んだウイルスや菌はどんどんと増殖して病気を引き起こそうとする。これに対抗するのが白血球で、最終的な勝敗を血液中で決めるのです。
白血球にはさまざまな種類と役割がありますが、とにかく決戦の場で白血球の働きが低下しているようなら、菌の増殖をストップすることができなくなってしまいます。そのために、白血球を強化したり、白血球の活性を効果的に上げていけるような食事をしていく必要があるのです。
以下の、粘膜強化食と血液強化食を参考にしてください。
生活習慣病などは、5〜10年を経て顕在化してきます。長い眼を持って取り組んでいただきたいものです。毎回の食事でちょっと工夫を凝らすだけで免疫力は高まっていくのです。
【食事とウイルス避撃の流れ】
@.皮膚・粘膜
細菌の進入はまず皮膚がブロックする。口や鼻に入った細菌は、
粘液によって体外へ排泄されたり、唾液によって殺されます。
↓
A.胃
皮膚や粘膜を通り抜けてしまった細菌は強い酸性の胃液によって殺されます。 ↓
B.小腸・大腸 肝臓・膵臓
胃もスルーしてしまうと、小腸、大腸の免疫機能によって細菌を排除します。
ここでも殺しきれないと肝臓や牌臓によって処理されます。 ↓
C.血液
最後の砦である肝臓、膵臓も通り抜けてしまったとき、
血中の白血球が主役となり細菌を撃退します。
ここで殺しきれないと病気になっていくのです。
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